2025/09/30 更新

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トドメ カズキ
留目 和輝
TODOME KAZUKI
所属
理学院 助教
職名
助教
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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 広範な長寿命新粒子探索に向けた革新的トリガーシステム開発

    研究課題/領域番号:23K19049  2023年8月 - 2025年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  研究活動スタート支援

    留目 和輝

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    配分額:2860000円 ( 直接経費:2200000円 、 間接経費:660000円 )

    本年度は、長寿命粒子に特徴的な飛跡情報を対象としたシステム開発を行うため、まずは標準的な飛跡情報を対象としたシステム開発を行った。シミュレーション上で論理的に機能するハフ変換の実装はおおむね完了し、残すは実装した論理ブロックに対する入出力部分の実装のみとなった。入出力部分には近年開発が進められているAXI mappingの技術を用いて、より汎用性の高いシステムとしての構築を目指している。
    並行して、長寿命粒子の物理シミュレーションを用いて、理想的な状況下での性能評価が可能なソフトウェア開発を行った。ここでは理想的な環境下でも、従来の2次元情報だけを用いるハフ変換では飛跡の誤検知率が無視できないことが明らかになった。これは、任意の複数の通常の飛跡が残すヒット情報の組み合わせにより、偶然長寿命粒子が残す飛跡に類似した飛跡が再構成される可能性が無視できないほど高いためであることが明らかになった。偶然による偽信号であるため、そのような確率を削減するため、従来システムでは使用されていなかったz方向の情報を導入し、誤検知率の抑制を行うことを今後検討する。
    開発に関して、従来アクセラレータを含めた独自の開発環境の構築を検討していたが、実験グループにて共同で利用可能なデモンストレータの構築を進めることになったため、方針を変更し、デモンストレータを活用しての開発のための打ち合わせを進めている。国内においては、廉価版アクセラレータを用いて基本的な試験を行うことで、将来実験グループで構築する上位版のアクセラレータを含むデモンストレータ用いた性能評価を円滑に行えるよう国内での研究開発を進めている。

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