2026/04/14 更新

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コウノ ススム
河野 進
KONO SUSUMU
所属
総合研究院 多元レジリエンス研究センター 教授
職名
教授
通称等の別名
Sam
外部リンク

学位

  • 修士(工学) ( 京都大学 )

  • 博士(工学) ( イリノイ大学(米国) )

研究キーワード

  • 建築,構造工学,耐震工学,鉄筋コンクリート造

  • Performance based design

  • Reinforced Concrete Structures

  • 耐震工学

  • 鉄筋コンクリ-ト構造学

  • 土木及び建築構造学

  • Seismic design

研究分野

  • 社会基盤(土木・建築・防災) / 構造工学、地震工学

学歴

  • Univ. of Illinois   Graduate School, Division of Engineering   Civil Engineering

    - 1995年

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    国名: アメリカ合衆国

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  • イリノイ大学大学院   工学研究科   建設工学科

    - 1995年

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    国名: アメリカ合衆国

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  • 京都大学

    - 1987年

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  • 京都大学   工学部   建築学科

    - 1987年

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    国名: 日本国

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経歴

  • 京都大学   工学研究科   助教授

    2002年 - 2007年

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  • 京都大学   工学研究科   助手

    1998年 - 2002年

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  • 豊橋技術科学大学   助手

    1996年 - 1998年

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  • University of Illinois

    1991年 - 1995年

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  • University of Washington

    1989年 - 1991年

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  • 京都大学   大学院工学研究科 建築学専攻   助教授

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所属学協会

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論文

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MISC

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講演・口頭発表等

  • Numerical Analysis of Flexural Performance of Hollow Precast CFST Piles under Varied High Axial Loads

    Nagao K., Esaki H., Jasinda C., Yeow T., Kono S., Mukai D.

    14th International Symposium on Architectural Interchanges in Asia (14 ISAIA)  2024年9月 

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    開催年月日: 2024年9月

    記述言語:英語  

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  • 場所打ち鋼管コンクリート杭の曲げ性能についての解析的研究

    黒田黎奈, 河野進, 今井康幸, 谷昌典

    2024年9月 

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    開催年月日: 2024年9月

    記述言語:日本語  

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  • 曲げせん断力を受ける鋼管補強した超高強度鉄筋コンクリート柱のFEM解析

    濱田夏帆, 河野進, 平田延明, Mukai D.

    2024年9月 

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    開催年月日: 2024年9月

    記述言語:日本語  

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  • 高軸力下におけるSC 杭の曲げ性能特性に関する研究

    長尾圭人, 江﨑宏哉, Jasinda C., 河野進, 山路麻未

    2024年9月 

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    開催年月日: 2024年9月

    記述言語:日本語  

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  • 鋼管コンクリート杭のせん断耐力評価

    渡邊祐太, 河野進, 小林勝已, 山路麻未, 今井康幸, 小原拓

    2024年9月 

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    開催年月日: 2024年9月

    記述言語:日本語  

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  • コンクリート圧縮ひずみを用いたアンボンドPCaPC 造壁の曲げ降伏点評価

    松沢隼斗, 河野進, 谷昌典, 小原拓, Mukai D.

    2024年9月 

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    開催年月日: 2024年9月

    記述言語:日本語  

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  • RC 梁部材の残留せん断ひび割れ幅を用いた損傷制御のためのせん断力評価

    小野寺花南, 菱川善就, 岡崎奏大, 河野進, 秋元健嗣, 中野洋之, 劉媛, 大村哲矢, 村田義行

    2024年9月 

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    開催年月日: 2024年9月

    記述言語:日本語  

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  • Evaluation of Shear Force Corresponding to Arbitrary Residual Shear Crack Width in RC Beams

    Onodera K., Hishikawa Y., Rajbhandari P., Yeow T., Kono S., Nakano H.

    14th International Symposium on Architectural Interchanges in Asia (14 ISAIA)  2024年9月 

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    開催年月日: 2024年9月

    記述言語:英語  

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  • Evaluation of Shear Capacity of Steel Encased Concrete Piles

    Watanabe Y., Jasinda C., Kono S., Kobayashi K., Yeow T.

    14th International Symposium on Architectural Interchanges in Asia (14 ISAIA)  2024年9月 

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    開催年月日: 2024年9月

    記述言語:英語  

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  • Drift capacity of RC beams with curtailed longitudinal reinforcement and 1275MPa-class shear reinforcement

    Okazaki S., Hishikawa Y., Rajbhandari P., Yeow T., Kono S., Mukai D., Nakano H.

    14th International Symposium on Architectural Interchanges in Asia (14 ISAIA)  2024年9月 

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    開催年月日: 2024年9月

    記述言語:英語  

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  • 3D-FEM Simulation of Flexural Behavior of Square Steel-Tubed Reinforced Ultra-High-Strength Concrete Columns under Constant Axial Compressive Load

    Hamada N., Hirata N., Jasinda C., Kono S., Mukai D., Yeow T.

    14th International Symposium on Architectural Interchanges in Asia (14 ISAIA)  2024年9月 

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    開催年月日: 2024年9月

    記述言語:英語  

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  • Numerical Simulation of Flexural Performance of CFST Piles

    Kuroda R., Bhusal S., Jasinda C., Yeow T., Kono S., Mukai D., Imai Y.

    14th International Symposium on Architectural Interchanges in Asia (14 ISAIA)  2024年9月 

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    開催年月日: 2024年9月

    記述言語:英語  

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  • Backbone curves evaluation for unbonded post-tensioned precast concrete walls using multi-spring model

    Matsuzawa H., Akita Y., Rajbhandari P., Yeow T., Tani M., Kono S.

    14th International Symposium on Architectural Interchanges in Asia (14 ISAIA)  2024年9月 

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    開催年月日: 2024年9月

    記述言語:英語  

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  • Structural performance of concentrically loaded hollow high-strength precast CFST piles

    Jasinda C., Kono S., Obara T., Mukai D., Yamaji M.

    Eighteenth World Conference on Earthquake Engineering (18 WCEE)  2024年7月 

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    開催年月日: 2024年7月

    記述言語:英語  

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  • Flexural strength-calculation methods for concrete-filled steel tubes with large D/t

    Subedi N., Bhusal S., Kono S.

    Eighteenth World Conference on Earthquake Engineering (18 WCEE)  2024年7月 

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    開催年月日: 2024年7月

    記述言語:英語  

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  • Fragility analysis of non-structural reinforced concrete walls

    Rajbhandari P., Obara T., Kono S.

    Eighteenth World Conference on Earthquake Engineering (18 WCEE)  2024年7月 

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    開催年月日: 2024年7月

    記述言語:英語  

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  • Flexural performance of hybrid;beam system with;slab-web interface

    Singh R., Sato Y., Sasaki H., Kono S.

    Eighteenth World Conference on Earthquake Engineering (18 WCEE)  2024年7月 

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    開催年月日: 2024年7月

    記述言語:英語  

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  • Nonlinear behavior of concrete piles and reinforced concrete foundation members

    Kono S., Obara T., Subedi N., Oktiovan Y., Thusoo S., Mukai D.

    Eighteenth World Conference on Earthquake Engineering (18 WCEE)  2024年7月 

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    開催年月日: 2024年7月

    記述言語:英語  

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  • Flexural performance of hollow precast cfst piles under varied high axial loads

    Nagao K., Esaki H., Jasinda C., Kono S.

    The 8th Tongji-TIT Joint Workshop on Building and Civil Engineering between Tongji and Tokyo Tech  2024年6月 

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    開催年月日: 2024年6月

    記述言語:英語  

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  • Estimation of allowable shear force considering residual shear crack width limits in RC beams

    Okazaki S., Onodera K., Yeow T., Kono S.

    The 8th Tongji-TIT Joint Workshop on Building and Civil Engineering between Tongji and Tokyo Tech  2024年6月 

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    開催年月日: 2024年6月

    記述言語:英語  

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  • Analytical Limit State Prediction of Lightly Reinforced Concrete Walls

    Rajbhandari P., Kono S., Obara T., Mukai D.

    The 16th Japan Earthquake Engineering Symposium  2023年11月 

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    開催年月日: 2023年11月

    記述言語:英語  

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  • 袖壁を用いた実大五層鉄筋コンクリート造建物を対象としたコンクリートの曲げ損傷量評価

    小原 拓, 河野 進, 向井 智久

    日本建築学会構造系論文集  2023年1月  日本建築学会

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    開催年月日: 2023年1月

    記述言語:日本語  

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  • PC梁柱接合部の力学的性状に及ぼす鋼材種別の影響

    岳 偉, 足立 将人, 西山 峰広, 河野 進

    コンクリート工学年次論文報告集  2002年  日本コンクリート工学協会

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    開催年月日: 2002年

    記述言語:日本語  

    丸鋼,異形PC鋼棒およびストランドをそれぞれ用いたPC梁・外柱接合部試験体を作製し,静的漸増繰返し載荷実験を行い,これらの鋼材種別がせん断抵抗,破壊性状などの接合部の性状に及ぼす影響を実験的に把握した。また,これらの鋼材を用いて引き抜き試験を行い,付着一すべり関係を得た。これらの実験結果から,普通強度鉄筋量が多いRCに近いPC梁柱接合部では鋼材種別の影響はほとんど見られなかった。

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    その他リンク: http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10637644

  • 軸力と2方向曲げを受ける実大RC柱の損傷評価,,

    河野 進, Hakim Bechtoula, 角 徹三, 渡辺 史夫

    コンクリート工学年次論文報告集  2002年  日本コンクリート工学協会

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    開催年月日: 2002年

    記述言語:日本語  

    一辺600mmの正方形断面を持つ鉄筋コンクリート隅柱の柱脚部モデル試験体4体を用いて多軸載荷実験を行い,変動軸力及び水平2方向載荷が塑性ヒンジ部における損傷の進展状況に与える影響を確認した.実験で得られたモーメント及び軸歪と曲率の関係は,ファイバーモデルを用いてかなりの精度で予想することが可能であった.しかし,変動軸力を受ける柱の終局限界ヒンジ回転角や,ひび割れ・圧壊の進展予想には、実験結果をさらに集積する必要がある.

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    その他リンク: http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10637579

  • PC鋼より線の付着応力-すべり-ひずみ関係に関する実験的研究

    足立 将人, 西山 峰広, 河野 進

    コンクリート工学年次論文報告集  2002年  日本コンクリート工学協会

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    開催年月日: 2002年

    記述言語:日本語  

    7本よりPC鋼より線をコンクリートブロックに埋め込んだ試験体を作成し,単調引き抜き載荷実験を行い、PC鋼より線の基本的な付着性状を得た。実験変数はグラウト強度及び付着区間自由端の境界条件とした。実験結果より,引き抜き載荷時に発生するPC鋼より線の鋼材ひずみの大きさが,付着降伏点以降の付着性状に影響を与えることが分かった。また,付着降伏応力度とグラウト強度との相関性について既往のモデルとの比較検討を行った。

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    その他リンク: http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10637650

  • Stress-strain relation of confined concrete under dynamic loading

    S Kono, F Watanabe, A Kajitani

    FRACTURE MECHANICS OF CONCRETE STRUCTURES, VOLS 1 AND 2  2001年 

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    開催年月日: 2001年

    記述言語:英語  

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Works(作品等)

  • Seismic performance of High Strength Concrete

    2005年 - 2006年

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  • 高強度RC柱の耐震安全性に関する研究

    2005年 - 2006年

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  • 2001年インド西部地震被害調査

    2001年

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  • 1999年トルコ・コジャエリ地震被害調査

    1999年

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  • 1999年台湾・集集地震被害調査

    1999年

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  • 1995年兵庫県南部地震被害調査

    1995年

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受賞

  • 平成8年度(第20回)斎藤記念プレストレスト・コンクリート 技術研究奨励基金研究助成

    1996年  

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    受賞国:日本国

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 軸力保持を大前提とする次世代型高性能コンクリート杭と杭頭接合部の提案と検証

    研究課題/領域番号:25H00765  2025年4月 - 2028年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    河野 進, 金子 治, 岸田 慎司, 谷 昌典, 坂下 雅信, ヤオ トレボー・ジキン, 小原 拓

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    配分額:46800000円 ( 直接経費:36000000円 、 間接経費:10800000円 )

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  • 鉄筋のカットオフ・継手と貫通孔を有するRC梁の複合的破壊を考慮した設計法

    研究課題/領域番号:19H02282  2019年4月 - 2022年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    西村 康志郎, 岸田 慎司, 河野 進, 小原 拓

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    配分額:17160000円 ( 直接経費:13200000円 、 間接経費:3960000円 )

    鉄筋コンクリート造建物の梁では配管用などの貫通孔を設ける場合があり、地震を受けると弱点になり得る。本研究では、貫通孔の数と配置や、鉄筋のカットオフや継手といった配筋の不連続が梁の構造性能に与える影響を把握するために、部材実験などを行った。梁の変形モニタリングを目的として、MEMS加速度センサを用いた多点観測による変形測定法を実験で検証した。梁内のコンクリート圧縮応力伝達を把握するために有限要素解析を行った。実験と有限要素解析の成果を基に、貫通孔を有する梁の開孔部分と無開孔部分のせん断設計法を提案した。

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  • 大地震に対するコンクリート杭および杭頭接合部の性能評価と2次設計法の提案

    研究課題/領域番号:19H00789  2019年4月 - 2022年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    河野 進, 西村 康志郎, 岸田 慎司, Wijeyewick remaA, 渡邊 秀和, 田村 修次, 谷 昌典, 小原 拓, 金子 治

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    配分額:45890000円 ( 直接経費:35300000円 、 間接経費:10590000円 )

    コンクリート杭と杭頭接合部について,継続使用性に関わる性能および終局時構造性能の解明を目的にして研究を進めた.コンクリート杭の曲げ性能については,実験から軸力や径厚比が構造性能に与える影響を明らかとした.また,こうした杭の履歴復元力特性を精度よく再現可能なマルチスプリングモデルを構築した.せん断性状についても,実験と解析からせん断耐力の予測を可能とした.
    杭頭接合面における荷重伝達機構評価を目的として,杭頭接合部曲げせん断載荷実験を行い,埋め込み方式と定着筋方式の2つの抵抗機構から得られる曲げ抵抗機構が,パイルキャップの大きさ,せん断補強筋の配置,ベース筋から受ける影響を実験的に確認した.

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  • 拘束圧効果によるRC版の動的押抜きせん断耐力向上機構の解明と耐力評価モデルの開発

    研究課題/領域番号:17K06549  2017年4月 - 2020年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    藤掛 一典, 河野 進

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    配分額:4420000円 ( 直接経費:3400000円 、 間接経費:1020000円 )

    本研究の目的は,拘束圧効果によるRC版の動的押抜きせん断耐力向上機構の解明と耐力評価モデルの開発である。本研究では,面内拘束圧を受けるRC版の押抜きせん断試験と非線形有限要素解析を介して様々な検討を行った。その結果,RC版の押抜きせん断耐力時には,RC版の載荷版近傍には周辺には応力レベルの大きな3軸圧縮応力領域が形成され,この部分のコンクリートに圧縮破壊が生じることが分かった。また,その耐荷メカニズムに基づく角錐シェルモデルを開発した。

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  • 大地震時の軸力変動を考慮した地盤と杭体の破壊過程の解明および杭基礎の終局限界評価

    研究課題/領域番号:16H02374  2016年4月 - 2020年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    田村 修次, 河野 進, 木村 祥裕, 林 和宏

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    配分額:44330000円 ( 直接経費:34100000円 、 間接経費:10230000円 )

    本研究は,大地震時における杭基礎の耐震設計法の確立をめざし、地盤工学と構造工学の両面から杭基礎の終局限界の挙動を,遠心載荷実験,杭体の載荷試験,数値解析で検討した。それから,転倒モーメントが作用する杭の周面摩擦力は常時より大きいこと、群杭の応力は杭間隔のみならず,杭先端の沈下特性および基礎梁の剛性に依存することを示した。また,コンクリート系杭の終局時における曲げ・せん断挙動を広範囲の軸力比において再現できる解析手法を開発した.鋼管杭の終局メカニズム形成過程を明らかにするとともに,M-N設計耐力式で杭の終局耐力を評価した。さらに,RC系杭の破壊過程と終局状態の関係を明らかにした。

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  • 損傷制御型RC造耐震壁の実現に向けた開発研究

    研究課題/領域番号:16H02373  2016年4月 - 2019年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    河野 進, Wijeyewick remaA, 渡邊 秀和, 向井 智久, 丸田 誠, 坂下 雅信, 谷 昌典, 西村 康志郎

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    配分額:45110000円 ( 直接経費:34700000円 、 間接経費:10410000円 )

    近年,大地震に対しての安全性だけでなく使用性や修復性も重視した設計が建築物に求められている.こうした社会的需要に応える構造形式の1つとして,エネルギー消費要素を兼ね備えたアンボンドプレキャストプレストレスト構造形式による損傷制御型構造の実用化を軸とした研究を進めた.この構造は,部材の損傷を最小限に留め,エネルギー消費要素を付加したことで,履歴面積を大きくし,残留変形を抑制したフラッグシェイプ型の履歴特性を実現できる.こうした靭性型アンボンドPCaPC構造をRC造方立壁や袖壁に用いれば,耐震性能及び損傷制御性能を向上させ,地震後の早期復旧に繋がる技術を開発できたことが成果である.

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  • 大地震後に防災拠点施設の機能を維持できる耐震性能向上技術の開発

    研究課題/領域番号:26242035  2014年4月 - 2017年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    向井 智久, 山田 哲, 中井 正一, 秋田 知芳, 衣笠 秀行, 福山 洋, 河野 進, 長谷川 隆, 松本 由香, 飯場 政紀, 平出 務, 土方 勝一郎, 岸田 慎司, 谷 昌典

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    配分額:42380000円 ( 直接経費:32600000円 、 間接経費:9780000円 )

    本研究は地震後の防災拠点施設となる既存RC造の庁舎および学校・体育館が,大地震後に機能を維持できる耐震性向上技術の開発を目的に以下の検討を実施した。
    (1)部位の継続使用性のための損傷評価と補強工法の提案,(2)架構による補強効果の評価と解析モデルの構築,(3)補強された施設の大地震後の機能維持に資する耐震性能評価手法の適用
    その結果,非耐力壁,鉄骨置き屋根体育館の支承部のおよびコンクリート杭基礎の損傷軽減と耐力向上に資する技術をそれぞれ開発し,それらの補強効果を確認し解析モデルに必要な知見を得た。それらを用いて地震後継続使用性を確保するための補強設計方法を提案し,その評価例を示した。

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  • 変形に伴って変化するRC造耐震壁の損傷程度と耐震性能評価

    研究課題/領域番号:25289180  2013年4月 - 2016年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    河野 進, 篠原 保二, 渡邊 秀和, 向井 智久, 谷 昌典, 丸田 誠, 坂下 雅信, 福山 洋

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    配分額:18070000円 ( 直接経費:13900000円 、 間接経費:4170000円 )

    本研究では,方立壁の損傷低減及び構造性能改善を目指した試験体10体程度の載荷実験を実施した。また,地震後の継続使用性に関する評価方法案を示し,本実験の損傷データに基づき継続使用性評価について考察した。①RC増設壁及びUFCパネルにより補強した2体では,既存部と補強部が終始良好な一体性を示し,総ひび割れ長さや通常補修が必要となる幅0.2mm以上のひび割れ長さも大幅に低減できた。②壁端部に拘束領域を有する2体でも,総ひび割れ長さや通常補修が必要となる幅0.2mm以上のひび割れ長さも大幅に低減された。③4体ともコンクリート剥落率はR=1/100radサイクルまでごくわずかであった.

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  • RC建物の津波浮遊物に対する衝撃耐力評価とその改善方法に関する実験的研究

    研究課題/領域番号:25249079  2013年4月 - 2016年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    田中 仁史, 西山 峰広, 谷 昌典, 丸山 敬, 藤掛 一典, 河野 進, 渡邊 秀和, 鈴木 紀雄, 坂下 雅信, 宮川 豊章

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    配分額:45630000円 ( 直接経費:35100000円 、 間接経費:10530000円 )

    津波浮遊物に対するRC造建物の耐衝撃設計法の確立を目的にRC造壁を対象とした衝撃実験を行った。想定される津波流速で衝撃実験を行った結果,表面破壊・裏面剥離・貫通破壊といった局部損傷を再現できた。また,局部損傷評価式であるHughes式の評価精度について検証を行い,基準コンクリート強度を用いることで,すべての実験結果において安全に評価可能な局部損傷評価式を提案した。また,補強試験体については,すべての補強方法で裏面剥離が生じず,貫通破壊に至る前まで補強面のコンクリート飛散を完全に防いだ。本研究の成果を用いることで,安全に耐衝撃設計を行うことができるようになると考えられる。

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  • 材料構成則と部材変形解析に基づく建築骨組の損傷制御型構造・耐火調和設計法の開発

    研究課題/領域番号:23246101  2011年4月 - 2014年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    西山 峰広, 平島 岳夫, 河野 進, 原田 和典, 坂下 雅信, 谷 昌典

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    配分額:31460000円 ( 直接経費:24200000円 、 間接経費:7260000円 )

    建築物が火災時に崩壊・倒壊しないように設計するため,さらには,火災による部材の損傷状態を予測するため,鋼材とコンクリートという構造材料について,高温下での力学性状を調査した。特に,これらの材料間の付着-すべり関係をモデル化した。さらには,梁と柱部材とそれらの接合部からなる簡単な骨組の耐火実験を行い,部材間の相互作用,接合部の性状を把握し,材料の挙動モデルに基づく数値解析を行い,耐火性能を評価した。また,小さな炉において柱梁骨組を効率的に試験する方法も開発した。最後に,地震や経年劣化によってひび割れた鉄筋コンクリート部材の耐火性を,耐火実験と数値解析により調査した。

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  • 構造機能維持および超早期復旧を可能にする建築構造システムの構築

    研究課題/領域番号:20246090  2008年 - 2011年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    田中 仁史, 西山 峰広, 河野 進, 田村 修次, 坂下 雅信, 塩原 等, 寺岡 勝

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    配分額:47450000円 ( 直接経費:36500000円 、 間接経費:10950000円 )

    部材実験と解析モデルに基づいて,損傷制御型の高性能RC造構造システムを構築した。この成果として, NEES/E-Defense日米共同研究コンクリート系実大建物実験研究の位置づけて,実大高性能RC造建物の振動台実験を行った。この実大実験では, 1階のPC柱およびPC壁の脚部コンクリートが,プレストレス力と転倒モーメントによる付加曲げによって高圧縮状態となり,圧壊による損傷を受けたため,骨組剛性が大きく低下した。しかし,その他の性能は既存のRC造建物に比較して機能維持・早期復旧に関して大変優れていることが証明された。

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  • 高強度高性能材料を用いた鉄筋コンクリート造建築構造物の損傷制御型設計法の確立

    研究課題/領域番号:20360252  2008年 - 2010年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    河野 進, 田中 仁史, 西山 峰広, 田村 修次, 坂下 雅信, 塩原 等, 寺岡 勝

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    配分額:19110000円 ( 直接経費:14700000円 、 間接経費:4410000円 )

    曲げおよびせん断が卓越するPCaPC造柱16体および梁11体のモデル試験体を用いた実験を行い,曲げ性状・せん断性状を把握した,曲げ降伏・せん断斜張力破壊・せん断破壊についてのそれぞれの耐力予測式を組合わせ,最終の破壊モードと耐力を精度良く予測する方法を提案した.また,プレキャストプレストレスト実大架構実験とモデル解析から,高性能材料を用いた損傷制御型PCaPC造架構の高い耐震性能を確認できた

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  • 2008年中国四川省の巨大地震と地震災害に関する総合的調査研究

    研究課題/領域番号:20900002  2008年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 

    小長井 一男, 千木良 雅弘, 塩原 等, 平田 直, 桑原 保人, 古屋 正人, 孫 文科, 池田 安隆, 渥美 公秀, 釜井 俊孝, 福岡 浩, 汪 発武, 高橋 良和, 大町 達夫, 川島 一彦, 河野 進, 壁谷澤 寿海, 中埜 良昭, 宮澤 理稔, 飛田 幹男, 島田 政信, 狩野 謙一, 林 為人, 多々納 裕一, 矢守 克也, 梶谷 義雄, 塩原 等

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    2008年5月12日に中国四川省汶川県付近を震源とするマグニチュード(M)7.9(米国地質調査所)の内陸巨大地震が発生し、死者7万人、行方不明者2万人に達すると推定される甚大な被害がもたらされた。この地震を引き起こした断層の長さは280km程度と推定され、内陸部で発生した地震としては最大級の地震である。我が国の内陸部でも、これまでに、M8級の巨大地震として1891年濃尾地震が発生し、7200名余の死者を出し、今後もM8級の地震が発生する可能性が指摘されている(糸魚川―静岡構造線断層帯、富士川河口断層帯や中央構造線断層帯など)。しかし、近年発生した最大規模の被害地震は平成7年兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)で、M7.3、断層の長さ50km程度であり、M8級の巨大地震の発生機構は十分に明らかにされていない。また今回の地震では断層沿いの山地に大量の不安定な土石が残されていて、下流域にとって土石流などの深刻な不安材料となっている。強烈な揺れへの対応とあわせ、長期に及ぶ復興の課題に資する科学的調査もまた重要である。このような理学・工学そして社会対応に至るまであらゆる局面から本地震の実態と、その影響を科学的に検証していくことは、我が国の内陸における巨大地震の発生機構の解明に資するのみならず、地震災害の軽減、そして合理的な復興戦略策定に資するデータを提供することに繋がり、我が国の防災戦略に役立つ。このような観点で中国地震局を正式なカウンターパートとしての共同調査を行った。主要な調査対象は(1) 斜面災害、(2) 社会基盤施設被害、(3) 建築・家屋被害、(4)地震学的分野、(5) 地殻変動、(6) 活断層、(7) 救援・復旧支援活動及び経済的影響、の7領域に及ぶ。これらの調査の中で、「だいち」(JAXA)「だいち」の緊急観測やALOS衛星画像の解析などで中国側に重要な情報を提供できた。このなかにはInSAR画像の解析や、5万㎡以上の面積の斜面崩壊分布を明らかにしたことなどが挙げられる. また, 現地調査でも衛星で確認された崩壊地で白雲岩などの炭酸塩岩に最も多くの崩壊が発生していることや、崩壊の方向に指向性があることなどを見出した. さらに社会基盤施設や建築物・家屋の崩壊について個別の調査を行い、それぞれを詳細なレポートとしてまとめている。一方で、現地は物理的にも立ち入り困難な場所があり、その被害の全貌を把握することは単年度の本研究の枠を超えて進めるべき課題で、今後の相互の学術発展のみならず有効な復旧戦略構築のためにも日中の協力の枠組みを強化することがいよいよ重要である。

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  • 波形鋼板ウェブ構造をコンクリート造建物の耐震壁に適用する研究

    研究課題/領域番号:18560549  2006年 - 2007年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    河野 進, 渡邉 史夫, 田中 仁史, 西山 峰広, 佐藤 裕一, 金尾 伊織

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    配分額:3890000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:390000円 )

    兵庫県南部地震以降,構造物の安全性確保だけでなく,地震後の機能維持や補修可能性が重視されている。特に近年の都市型地震の被害から,損傷を修復不要なレベルに低減した擬似無損傷構造物の必要性が明らかになった。しかし建物の応答を弾性範囲に留めたり,免震構造を用いたりすることは経済的に困難な場合があり,擬似無損傷構造物の安価な実現が望まれている。
    そこで,波形鋼板をRC架構においてダンパーとして用いるための開発研究を行った。地震時の損傷を修復不要なレベルに抑制した構造物を安価に提供可能な構造形式である復元性の高い圧着型プレキャストプレストレスト構造に,応答低減のためのダンパーを組み合わせた構造形式が挙げられる。本研究ではダンパーに波形鋼板を用いることで,せん断変形に対し高い剛性を示す一方,曲げ剛性および波の進行方向の軸剛性は工学的に無視可能であるという特性を活かし,上下梁の変形状況に関わらず安定したエネルギー消費を行うことが可能なダンパーを開発した。ダンパーの形状は,薄板を用いた波形鋼板の上下に厚い平鋼板を接合したものとし,まずダンパー単体の繰り返し載荷実験を行って,ダンパーの降伏時変形が制御可能であること,および波形鋼板の座屈後も靭性ある挙動を示すことを確認した。次に開発したダンパーを組み込んだ架構の静的載荷実験を行い,RC架構よりもPCaPC架構に組み込んだ場合に効率よくエネルギー消費性能を向上できること,PCaPC架構では損傷を非常に軽微に留め,残留変形はRC架構の1/2程度とできることを確認した。また塑性化した波形鋼板を取り外すことにより残留変形は更に1/2〜1/3に低減できることがわかり,ダンパー交換により容易に建物が継続使用できる可能性も示した。

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  • 部材接合部に制震装置を配した損傷制御型PCa構造システムの開発

    研究課題/領域番号:16360276  2004年 - 2007年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    田中 仁史, 渡邉 史夫, 西山 峰広, 河野 進, 中塚 佶, 倉本 洋

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    配分額:15870000円 ( 直接経費:15000000円 、 間接経費:870000円 )

    耐震性能を高める制振デバイスを配して部材間接合部での滑りや回転を許容することで、地震時の耐震性能を向上させ、かつ地震後の部材損傷を最小限とすることが可能であるPCa造部材間接合部の開発を行い、こうした接合部を有する構造形式の設計法を確立することを目的とした研究を行った。特に,地震時のエネルギーを吸収するためのデバイスと地震時の復元力及び地震後の自己修元性を与えるデバイスを組合わせた構造形式のうち、波形鋼鈑をダンパーとして用いた構造形式を提案した。
    ・ ダンパーに波形鋼板を用いることで,せん断変形に対し高い剛性を示す一方,曲げ剛性および波の進行方向の軸剛性は工学的に無視可能であるという特性を活かし,上下梁の変形状況に関わらず安定したエネルギー消費を行うことが可能なダンパーを開発した。
    ・ 等価1自由度系の縮約方法、モード適応型静的非線形荷重増分解析法(MAP解析法)、高次モード応答の評価法および複合減衰機構を有する等価1自由度系の等価粘性減衰定数の評価法など、限界耐力計算に関する各方法を適用して多層制震建築物の地震応答評価法を提案した。
    ・ コンクリート建築物のリユース化に不可欠な剥離性をもつ圧着接合目地を考案して、同目地の1面せん断実験を行い、その剥離性・リユース性・せん断強度特性を定量的に明らかにした。
    ・ 残留変形率を求める基本式を、理論的に明快である断面内における力の釣り合い条件より求まる荷重-変形(モーメント-曲率)関係および等価塑性ヒンジ長さの仮定を用いて導出し、同式の諸係数におよぼす前述のPC鋼材の多様性の影響を分割要素解析を用いて求めている。
    ・ 骨組の履歴復元力特性に大きな影響を及ぼすであろうPCaPC柱を対象としたPCaPC柱に対する載荷実験を実施し,また,過去に行われた実験結果を既往の文献から抽出することにより,PC造骨組の履歴復元力特性をモデル化した。

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  • 定着を必要としない制震装置を組み込んだRC造耐震補強システムの開発

    研究課題/領域番号:16560497  2004年 - 2005年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    河野 進, 渡邉 史夫, 田中 仁史, 西山 峰広, 佐藤 裕一, 金尾 伊織

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    配分額:3700000円 ( 直接経費:3700000円 )

    本研究では、建物を継続使用しながら補強可能なように定着を必要としない装置を配した耐震補強技術の開発を行う。特に、(1)改修工事費の削減(2)地震被害後の修復の容易性(3)建物機能維持(4)居ながら補強(5)補強工事期間の短縮(6)補強設計期間の短縮、の6課題を満足するような技術開発を行うことを目的とする。具体的には,以下の目標を設定した。
    ・上に示した改修工事の6課題を満足する為の第1段階として、アンカー工事を必要としない補強形式の改修方法を数種類提案する。一つは、現在開発中の圧縮型ブレースを発展させる構造形式であり、もう一つは引張ブレースと制震要素を枠内に埋め込んだ構造形式とする。
    ・提案した改修方法の構造特性を確認するための実験を行い、耐力と変形性能を確認する。また、圧着により既存架構の局部的な破壊が生じないことを確認する。
    ・提案した改修方法の設計法を提案し、改修工事の6課題を満足することを確認する。
    2年間の研究では,計画に従い以下の研究内容を遂行した。
    ・自己圧着型コンクリートブレースを用いた構造形式では、連層式にX型ブレースを配して抵抗機構が層のせん断型から全体の曲げ型に変化した場合の構造形式の水平力抵抗機構の解明を行い,せん断型から全体曲げ降伏型までの設計手法の見直しを行った。
    ・制震要素と変形復元要素を組み込んだ枠付鉄骨ブレース形式では、座屈拘束を施したPCより線の開発を行い,引張ブレースが水平力に対して抵抗する抵抗機構を提案した。
    ・数値解析では、米国で実施されたハイブリッド接合部に関する実験結果をもとに現在開発中の複数ばねモデルを用い、コンクリート・普通鉄筋・PC鋼材をそれざれの復元力特性を有するばねで置き換えたマクロモデルの開発を行った。

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  • Economical seismic retrofit of rc building structures

    2004年

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    資金種別:競争的資金

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  • 既存不適格RC構造物の耐震補修

    2004年

    科学研究費補助金 

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    資金種別:競争的資金

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  • RC造連層耐震壁と杭基礎の地震時相互作用を考慮した終局時破壊機構の解明

    研究課題/領域番号:14550567  2002年 - 2003年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    河野 進, 塩原 等, 諸岡 繁洋, 田中 仁史, 倉本 洋, 角 徹三

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    配分額:4200000円 ( 直接経費:4200000円 )

    RC造連層耐震壁と杭基礎との地震時相互作用を考慮した水平せん断力抵抗機構を解明するため,耐震壁の下層部・基礎梁・杭・1Fスラブをモデル化した試験体を約15%〜20%寸法で4体作製し,静的正負交番繰返し載荷を行った。用意した試験体は,壁脚と基礎梁の降伏を変えたもの,耐震壁を一体打ち型とプレキャスト型としたもので区別をした。荷重段階が進行するに従って変化する,壁脚から基礎梁への水平せん断力伝達機構の解明に特に注意を払った。本研究の成果を以下にまとめる。
    ・基礎梁に作用する外力分布を,壁脚浮き上がりの程度に応じてモデル化したことである。簡単な断面解析を用いてこの外力分布に基づく基礎梁の軸力とモーメントから基礎梁主筋の歪を算定したところ,比較的実験結果と適合しており,外力分布モデルの妥当性が検証できた。このモデルでは,基礎梁に入力する力が壁脚の浮上り程度に大きく影響を受ける。設計においても,耐震壁の変形をどこまでに抑えるかにより,基礎梁の荷重条件が大きく変化するので注意が必要である。
    ・耐震壁が浮上ったあとの基礎梁のせん断ひび割れは,予想以上に基礎梁に分布していた。この実験結果と,上記の外力分布モデルから考察すると,基礎梁の設計は杭の曲げ戻しと水平せん断力の半分を軸力として同時に作用させなければ安全性が確保できないこととなる。これは,過剰に安全側の評価を与えると考えられてきた都市基盤整備公団の仕様をさらに厳しくしなければならない結果である。ただし,耐震壁の完全な浮上りを許容するまでの変形を設計で許容するかに関しては,議論の余地が残っている。
    ・スラブ筋に貼付した歪ゲージから判断すると,スラブは基礎梁をT型梁と仮定した場合のフランジとして,全幅が有効に働いていた。そこで,曲げに関しては,スラブの寄与分を算入しても良いと考えられる。

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  • Interaction between upper structures and foundations under seismic forces

    2002年

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    資金種別:競争的資金

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  • 上部構造と下部構造の地震時相互作用を考慮したRC構造物耐震設計法の確立

    2002年

    科学研究費補助金 

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    資金種別:競争的資金

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  • 梁・柱接合部内におけるPC緊張材の付着性状に関する研究

    研究課題/領域番号:12750511  2000年 - 2001年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  奨励研究(A)

    河野 進

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    配分額:2300000円 ( 直接経費:2300000円 )

    PC構造物のさらなる普及を図る為には様々な課題が残っているが、これらの課題に共通しているPC構造物の根本的な問題の一つは、PC鋼材の滑りと付着応力の関係(以下S-S関係)及び付着特性を明らかにすることである。特に、接合部におけるPC鋼材の付着性能は、部材の塑性回転量、接合部のせん断耐力、圧着梁端部のせん断耐力、大変形時の履歴復元力特性などに直接影響を与えるため、その定量化が早急に望まれる。そこで、本研究の目的は、地震力を想定した繰り返し載荷を受ける梁・柱接合部内におけるPC鋼材の付着特性を明らかにし、これをモデル化することである。
    そこで本年度は、7本よりPC鋼より線をコンクリートブロックに埋め込んだ試験体を作成し,単調引き抜き載荷実験を行い、PC鋼より線の基本的な付着性状を得た。実験変数はグラウト強度及び付着区間自由端の境界条件とした。実験結果より,(1)グラウト強度が高いほど,付着降伏応力度及び付着降伏点すべり量は大きくなったが,付着降伏点剛性には大きな違いは見られなかった。但し付着降伏応力度-グラウト強度関係を是永らの提案式と照合した結果,実験値は提案式の値を下回った。
    (2)PC鋼より線の付着応力-すべり関係では,付着降伏以降一旦付着応力は低下し,再び上昇するが,グラウト強度が高いほど,また自由端側の鋼材ひずみとすべりの比が小さいほど,その低下量及び再び上昇する剛性は大きくなる傾向が見られた。

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  • 大韓民国における建築物の地震被害低減に関する国際共同研究

    研究課題/領域番号:12650571  2000年 - 2001年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    西山 峰広, 吹田 啓一郎, 河野 進, 渡邉 史夫

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    配分額:1000000円 ( 直接経費:1000000円 )

    従来の大韓民国における耐震設計法では、要求性能目標は1段階のみであった。1997年に建設交通省と韓国地震工学会は、性能評価型耐震設計を行うための新しい指針を策定した。この指針では、機能保持と破壊防止という2つの性能基準を設定し、対応する地震動を提案している。
    本研究では、ある鉄骨骨組を、1段階の設定目標しかない従来の耐震設計法を用いて試設計し、崩壊防止性能目標に対応する大地震を受けたときの非線形挙動をCapacity Spectrum Methodを用いて解析した。最大層間変形を新指針に規定されている性能規範と比較することにより、従来の設計法を用いて設計された本試設計建物が、新しく提案された性能に基づく設計指針により推奨されている性能規範を満足するかどうか確認した。また、同時に時刻歴解析も行い、Capacity Spectrum Methodにより得られた結果と比較した。その結果、本試設計建物が、従来の、設計性能目標が1段階の設計法で設計されたにもかかわらず、崩壊防止性能目標に対応する地震レベルである、再現期間2400年の地震動に対しても、安全性が確保されていることが示された。さらに、Capacity Spectrum Methodにより得られた結果は、時刻歴解析により得られた結果とよく一致することが示された。
    また、1988年に制定された韓国の耐震設計法をIS03010に規定されている設計法と比較した。考慮したのは、地震強度、重要度係数、地震危険地域係数、強度低減係数およびスペクトルである。さらには、設計用地震力の建物高さ方向の分布と、せん断設計に関しても比較した。その結果、ふたつの基準の最も大きな違いは、考慮している限界状態であることがわかった。IS03010では、使用限界と終局限界という2つの限界状態を明確に規定しているのに対して、韓国の基準は、終局限界状態しか考慮していない。

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  • 各種外乱を受けるコンクリート系構造物の部材応答予測と損傷評価に関する研究

    研究課題/領域番号:11305039  1999年 - 2002年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    渡邊 史夫, 佐藤 裕一, 河野 進, 西山 峰弘, 藤井 栄

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    配分額:24670000円 ( 直接経費:23200000円 、 間接経費:1470000円 )

    PC梁・外部柱接合部に対しては,鋼材種を実験変数とした載荷実験を行い,梁柱接合部の力学的性状に及ぼすPC鋼材種の影響を考察した。その結果,載荷実験により得られた接合部せん断耐力は,RC構造部材を対象とした靭性保証型耐震設計指針より計算された接合部せん断強度を大きく上回ることが分かった。また、RC梁柱接合部では、L字型接合部における梁定着筋の余長長さ、接合部フープ筋量等によるせん断耐力の改善効果を実験的に調査し、モデル化を行なった。また、地震時に最もクリティカルな条件となることが予想される高層建物隅柱・梁接合部に焦点を当て、軸力がせん断強度へ及ぼす影響及び接合部せん断耐力以後の軸力保持能力に及ぼす影響を二方向荷重が作用する隅柱・梁接合部について調べた。
    次に、高層鉄筋コンクリート造建物の低階層隅柱を想定した鉄筋コンクリート柱を用いて、寸法効果の影響を明らかにすること、変動軸力と載荷経路が塑性ヒンジにおける拘束コンクリートの塑性ヒンジの形成過程に与える影響を明らかにすることを目的として実験及び解析を行った。その結果、等価塑性ヒンジ長さは、軸力の影響を大きく受けることや寸法効果の影響が認められることが分かった。また、柱と基礎の界面領域における鉄筋抜け出しに起因する変形や、繰り返し回数の影響を明らかにした。
    最終的に、RC造中高層構造物中高層アパートの桁行方向骨組構造体から、下階2層部分を切り出した約1/3スケールのモデル試験体2体を用い、実際の構造物に作用する水平力及び鉛直荷重と等価な外力を各階梁端部に作用させた。実験結果の解析の結果、建築学会の靭性保証型設計法に示されている骨組みの解析手法で、ひび割れの発生位置や順序、塑性ヒンジの形成位置及び順序はある程度予想できることが分かった。

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  • 架構・部材の構造性能から要求されるコンクリート補強材の力学特性と応力伝達特性

    研究課題/領域番号:11450208  1999年 - 2001年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    田才 晃, 藤井 栄, 近藤 吾郎, 河野 進, 長田 正至, 佐藤 裕一, 田才 晃

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    配分額:14100000円 ( 直接経費:14100000円 )

    コンクリートの曲げ補強、せん断補強の目的に対し、補強材料の力学的特性(強度、ヤング係数、履歴ループ形状、伸び等)と、コンクリートとの界面応力伝達特性(付着、接着特性)が果たす役割を実験的・解析的に検討した。特に高強度鉄筋,炭素繊維、アラミド繊維をとりあげ、ハイブリッドRC部材の曲げ、せん断,付着および寸法効果について調査した。同一強度の繊維メッシュを同一量用いて補強した場合,アラミド繊維よりも炭素繊維のせん断補強効果が勝る。これは弾性係数の高い炭素繊維がせん断ひび割れ拡大防止により効果的に機能するためと考えられる。終局強度型指針式、靭性保証型指針式、修正圧縮場理論によるせん断強度式などの既往のせん断強度式を用いて最大せん断強度を検証した結果、いずれも最大せん断強度を大きく過大評価したが、鉄筋の付着力分布の相違に基づいた扇型トラスを加えた複合トラスによる解析結果は実験結果をより良く評価した。
    柱の塑性ヒンジ部における損傷の進展状況を確認する実験を行い、実験結果を予想するための解析を行った。日本建築学会の靭性保証型指針に従い、十分な横拘束を与えれば、塑性ヒンジ部のモーメント耐力劣化は大変小さく抑える事が可能であった。コンクリートの拘束効果を考慮した比較的簡単な断面解析により、モーメント-曲率関係及び軸歪-曲率関係を精度良く予想することが出来た。
    機械式定着における側方割裂耐力に影響を与える因子を再検討し、提案式に取り入れた。側方割裂破壊を想定して設計する場合、より信頼性の高い定着耐力算定式が得られた。

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  • 高強度材料を用いた接合面のせん断伝達性能に関する研究

    研究課題/領域番号:10750430  1998年 - 1999年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  奨励研究(A)

    河野 進

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    配分額:2100000円 ( 直接経費:2100000円 )

    本研究では、打設時期が異なるコンクリートが接合筋を介して接続された接合面におけるせん断力伝達性能を,部材モデルを用いた直接せん断実験により評価した。用いた材料はコンクリート圧縮強度が30MPa,鉄筋降伏強度が350MPaから1000MPaの範囲であり,3シリーズ・計52体の実験体を用いた直接せん断実験から特に高強度材料がせん断力伝達性能に与える影響について調べた。
    実験結果から、高強度材料を用いた場合の最大せん断耐力は,普通強度材料を対象とした既往の耐力式を用いても精度良く予想できないこと、接合筋の拘束によるコンクリートの摩擦項とコンクリートの粘性項にあたる定数項の和として表現すればよいことを確かめた。ただし、実験において800MPaを超える高強度の接合筋は最大耐力時に降伏しておらず、接合筋が与える拘束力は最大せん断耐力時の接合筋実応力を用いなければならない。これを基に、洗い出し,短形コッター,三角コッター,一体打ちの接合面仕上げに対して適用できる最大せん断耐力の予想式を提案した。また、接合面が正負繰り返し載荷を受ける場合には、載荷を繰り返すに従って処女載荷の時から徐々にせん断耐力は減少し、最終的にはコンクリートのかみ合い作用は磨耗により消滅してダウエル作用のみで外力に抵抗する。さらに、最大せん断耐力時の滑り量は接合筋の量や降状強度の増加に伴い数ミリ程度になる傾向があり、実際の部材接合部の設計に適用する際においては注意を要する。
    せん断耐力に占めるダウエル作用の寄与分は滑りとともに増加するが,滑りが4mmを越えた後は全体の約5割から8割の間で一定となる。高強度接合筋を用いた場合は,滑りの小さいときからダウエル作用の寄与が大きい傾向がある。ダウエル作用により伝達されるせん断力は,コンクリート強度に影響を受けないが、コンクリートのかみ合いにより伝達されるせん断力の大きさは接合面の凹凸が大きくなるに従い、コンクリート強度の影響を受ける。
    また、接合面の粗さを様々に変化させた実験から,接合面の粗さは滑りに伴って変化する開き量に影響を与え、開きは滑りと伴に伝達されるせん断力に大きく影響することが分かった。これは,ダウエル作用及びコンクリートのかみ合い作用により伝達される2種類のせん断力に共通する。但し,接合面の力学的挙動を説明する為に有用な接合面の粗さ指標は見つけられなかった。

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  • 鉄筋コンクリート構造物の損傷評価

    1998年

    科学技術振興調整費による総合研究 

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    資金種別:競争的資金

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  • Performance based design or reinforced concrete structures

    1998年

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    資金種別:競争的資金

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  • 木質構造接合部の横拘束による耐震補強方法の提案とその有効性に関する実験的研究

    研究課題/領域番号:09650624  1997年 - 1998年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    田中 仁史, 河野 進

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    配分額:2800000円 ( 直接経費:2800000円 )

    軸組み工法による木造住宅では、地震時の繰り返し水平力により、柱・上台接合部が引張や圧縮力およびせん断力を受ける。本研究では、スーパージョイントで接合された柱・土台接合部の引抜き耐力および変形性能を改善する為の新しい工法を提案し、その有効性確認のため以下の実験を行った。
    断面105mm角のすぎ材を用いた柱試験体を91体作製し、スーパージョイントおよび新案の柱端部補強材を取り付け、土台からの引抜き力をlOt油圧ジャッキにより作用させた。柱端部補強材は、座金付きボルトまたはガラス繊維補強プラスチック(GFRP)の引抜き成形品でできた角型管で、柱材端部を横拘束し、スーパージョイント取り付けボルトにより同柱材が割裂かれるのを防ぐ役目をする。
    実験変数は、上記柱端部補強材のうち、座金付きボルトの場合は座金寸法(20×20×3mm、40×40×5mm、60×60×8mmの3種類)とし、GFRP角型管の場合は厚み(5mm、7mmの2種類)および長さ(20、40、60、80、120mmの5種類)で、それらの補強効果の比較を行った。主な測定項目は、接合部の引抜き力-変位関係である。結果、スーパージョイント接合部の変形能力は、無補強のものに比べ、補強材を用いた全ての試験体で改善がみられた。しかしながら端部補強を座金付きボルトで行った場合は、その有効性が低く実用性に乏しい結果となった。一方、GFRP角型管の場合は、柱端部補強材の長さが80mm以上の場合に明らかな変形性能の改善に加え耐力の上昇も見られた。
    さらに、スーパージョイントを用いた実大3層フレーム(高さ8.43m、幅3.64m)を8体作製し、地震時を想定した水平加力実験を行い、構造フレームでの柱・土台接合部の挙動について観測し、上記接合部引き抜き実験結果による接合部モデルを用いたフレーム解析結果との比較を行った。結果、本研究で用いた接合部モデルの妥当性が検証された。

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  • 鉄筋コンクリ-ト及びプレストレストコンクリ-ト構造物の接合部におけるせん断摩擦機構

    1996年

    科学研究費補助金 

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  • Shear transfer mechanisms for reinforced concrete and prestressed concrete

    1996年

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  • 既存不適格RC構造物の経済的な耐震補強方法の提案

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  • 鉄筋コンクリート構造物の損傷制御と性能評価型設計法の確立

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  • Seismic retrofit of rc building structures

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  • Interaction between upper structures and foundations under seismic forces

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  • RC造上部構造物と下部構造物の相互作用を考慮した水平力抵抗機構

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  • Damage control of reinforced concrete structures for the advanced performance based design method

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